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手術

脊椎センター > 手術

微細顕微鏡による減圧術及び棘突起間の軟性固定術

適応症

  • 脊椎管狭窄症患者
  • 脊椎不安全症を伴う腰椎椎間板ヘルニア患者
  • 高齢の脊椎管狭窄症患者
  • 脊椎管狭窄症及び神経孔狭窄症を伴う患者
  • 再発性腰椎椎間板ヘルニア患者
  • 脊椎前方転位症患者(G l以下)

手術方法

  • 全身麻酔を行う。
  • 患者は手術室でうつ伏せ姿勢を取って手術を受ける。
  • 腰の真ん中に4.5cmほど傷が残る。筋肉の一部を剥離して靭帯を取り除いて圧迫された神経を減圧する。
  • 脊椎の棘突起間の靭帯を取り除いて、脊椎の構造を強化するlockerを入れた後人工靭帯を固定する。

手術のメリット

  • 従来の脊椎管狭窄症手術による合併症を減らすことができる(無輸血手術)
  • 正常的な脊椎構造物を保存することができる。
  • 骨移植や釘固定術は不必要。
  • 高齢者も手術を受けることができる。
  • 手術後にリハビリテーション治療を通じて通常の腰の動きを維持することができる。
  • 手術時間は約1時間ほどで、手術後五日目から退院することができる。

手術前 • 後の写真

手術前の写真では第4-5腰椎間の神経が切れているように圧迫されている。
手術後の写真では脊椎管狭窄症の原因となる靭帯だけを取り除くことで、神経の流れが正常に戻っている。

I手術前の写真では第4-5腰椎間の神経が太い靭帯によって小さくなっている。
手術後の写真では脊椎管狭窄症の原因となる靭帯だけを取り除くことで、神経が正常なサイズに戻っている。

手術後に太くなった靭帯を取り除いて、弱くなった脊椎構造を補完するためにlockerが挿入されている状態。

前方経由脊椎前後方固定術

適応症

  • 骨がずれている脊椎前方転位症患者
  • 脊椎椎体間の間隔狭小による慢性腰痛を伴う腰椎椎間板ヘルニア変性症患者
  • 再発性椎間板ヘルニア患者
  • 椎体間狭小を伴う神経孔狭窄症患者
  • ひどい腰痛を伴う椎間板ヘルニア患者で、炎症性疾患の患者
  • 高齢の脊椎前方転位症患者

手術方法

  • 全身麻酔を行う。
  • まず腹部を5cmほど皮膚切開を行う。後腹膜腔にアクセスして病巣を前面に露出する。
  • 前面で病変の病巣をすべて取り除いて、脊椎骨を正しく並んで矯正した後、人工骨を移植する。
  • 麻酔された患者をうつ伏せ姿勢にした後、皮膚から1cmほど皮膚切開(4箇所)して背側から釘でもう一度脊椎を固定する。

手術のメリット

  • 腹部からアクセスして前面でずれた骨を正しく並ぶ方法で、矯正しやすい。
  • 腹部と背部で最小限に切開を行うため、輸血は不必要。
  • 神経に触らず間接的に神経を減圧して手術を行って、手術時に神経損傷のリスクがなく、手術後の神経癒着の可能性を減らして手術後の痛みを減らすことができる。
  • 1週間の入院で済む。
  • 脊椎の筋肉組織を切開せず、皮膚の下で釘を固定する方法で、背側の筋肉を最大限保存することができる。

手術前
  • 後のX-ray写真
  • 手術前のX-ray写真では第4-5腰椎体がずれている。
    手術後のX-ray写真では人工骨と釘によって第4-5腰椎体が正しく並んでいる。

    人工腰椎椎間板置換術

    適応症

    • 再発性腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 慢性腰痛による腰椎椎間板ヘルニア変性症患者

    手術方法

    • 全身麻酔を行う。
    • まず腹部を5cmほど皮膚切開を行う。後腹膜腔にアクセスして病巣を前面に露出する。
    • 前面で病変の病巣をすべて取り除いて、取り除いた脊椎骨間に人工腰椎椎間板を挿入する。

    手術のメリット

    • 腹部からアクセスして痛みの原因となる腰椎椎間板を取り除く方法で、背側の組織は正常に保存することができる。
    • 損傷された腰椎椎間板を人工腰椎椎間板に入れ替える方法で、腰関節の柔軟性を維持することができる。
    • 1時間30分ほどで手術が終わるため、手術翌日から歩くことができ、手術五日目から退院することができる。日常生活に復帰することが容易になる。
    • 出血がほとんどなく、輸血による副作用がない。
    • 固定術による隣接部の退行性変化を最小限化に抑えることができる。
    • 再発する可能性はない。

    手術前 • 後のX-ray写真

    第4-5腰椎及び第5腰椎-第1仙椎間の腰椎椎間板ヘルニア変性症が認められて、2箇所の腰椎椎間板を取り除いて人工腰椎椎間板を挿入した状態。

    人工頚椎椎間板置換術

    適応症

    • 頚椎椎間板ヘルニア患者

    手術方法

    • 全身麻酔を行う。
    • まず首の前面から首のしわの方向に5cmほど皮膚切開を行って筋肉を剥離する。
    • 微細顕微鏡で病変の病巣をすべて取り除く。
    • 取り除いた所に人工頚椎椎間板を挿入する。

    メリット

    • 損傷された頚椎椎間板を人工頚椎椎間板に入れ替える方法で、腰関節の柔軟性を維持することができる。
    • 1時間30分ほどで手術が終わるため、手術翌日から歩くことができ、手術3-4日目から退院することができる。日常生活に復帰することが容易になる。
    • 出血がほとんどなく、輸血による副作用がない。
    • 固定術による隣接部の退行性変化を最小限化に抑えることができる。

    手術後のX-ray写真

    第5-6頚椎間の病巣を全て取り除いて人工頚椎椎間板を挿入した状態。

    微細顕微鏡による頚椎椎間板ヘルニア摘出術

    適応症

    • 頚椎椎間板ヘルニア患者
    • 首関節や靭帯の肥厚による首の頚椎部神経孔狭窄症患者
    • 後縦靭帯骨化症による神経圧迫感を感じる患者

    手術方法

    • 全身麻酔を行う。
    • まず首の前面から首のしわの方向に4cmほど皮膚切開を行って筋肉を剥離する。
    • 微細顕微鏡で病変の病巣をすべて取り除く。
    • 取り除いた所に人工骨を移植する。

    手術のメリットとデメリット

    • 病巣のすべてを取り除くため、腰椎椎間板ヘルニア手術とは異なって再発する可能性はない。
    • 手術後に骨癒合を行うため、一定期間補助器具を付けなければならない。
    • 1時間30分ほどで手術が終わって、手術当日から歩くことができ、手術3-4日目から退院することができる。
    • 出血がほとんどなく、輸血による副作用がない。

    手術前 • 後の写真

    最初の写真では第5-6頚椎間で病巣による脊髄圧迫が認められるが、手術後に脊髄が十分に減圧されている。三つ目の写真では第5-6頚椎間の病巣を全て取り除いて人工骨を移植した状態。

    微細顕微鏡レーザーによる椎間板ヘルニア摘出術

    適応症

    • 腰や足の痛みによる腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 脊椎管狭窄症患者伴う腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 足の麻痺、感覚異常、または大小便障害などの神経学的に異常が認められる腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 破裂性腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 再発性腰椎椎間板ヘルニア患者
    • 石灰化した腰椎椎間板ヘルニア患者

    手術方法

    • 全身麻酔を行う。
    • 患者は手術室でうつ伏せ姿勢を取って手術を受ける。
    • 腰の真ん中から1.5cmほど傷が残る。筋肉の一部を剥離した後、病巣を露出してレーザーで突出した病巣を気化して取り除く。

    手術のメリット

    • 手術用顕微鏡で手術を行って、神経周囲の構造を微細に区別することができる。
    • 1.5cmほどの小さい傷だけで、正常組織の損傷を大幅に減らすことができる。
    • レーザーで退行性変化による病巣を治療する方法で、再発率を下げることができる。
    • 手術用顕微鏡で手術を行って、ほとんど出血せずに手術を受けることができる。
    • 1時間以内に手術が終わって、手術4時間後から歩くことができ、手術3-4日目から退院することができる。

    手術前 • 後の写真

    手術前のMRI写真では第4-5腰椎間で病巣が突出して神経を圧迫していたが、手術後にきれいに取り除かれている。

    最初の写真では真ん中の神経が突出された病巣によって三日月の形をしているが、手術後に元の丸い形で十分に減圧されている。

    高齢者腰椎後側弯症の腰椎矯正手術

    適応症

    • 腰が曲がってベビーカーや杖を使わないと歩きにくい人。
    • 腰が痛くて階段が上りにくい人。
    • 肘が痛くて皿洗いなども厳しい人。
    • 両方の肘にたこができる人。
    • 腰が曲がって物を持って歩きにくい人。

    手術方法

    • 全身麻酔を行う。
    • 通常2回に分けて手術を行う。
    • 最初の手術では腹側で病巣を取り除いて、そこに人工骨を移植する。
    • 患者のコンディションによって手術3-5日後に二次手術を行う。
    • 二次手術では背側で釘をもう一度固定する。
    • 必要に応じて二次手術時に神経減圧術も一緒に行う。

    手術後のメリット

    • 腹部と背部を2回に分けて手術を行うため、長時間手術による麻酔のリスクを減らすことができる。
    • 歩行時に腰が前に曲がらない。
    • 人体に無害なセメントを使って、骨粗鬆症の人も手術を受けることができる。

    手術前 • 後の写真

    最初の写真では第3-4、3-4腰椎間及び第5腰椎-第1仙椎間で退行性変化による椎体間の間隔狭小や腰椎部の非正常な曲線が認められる。

    二番目の写真では人工骨や人工セメントで釘を固定して、腰椎部で正常な曲線が認められる。